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参考とした掲示板「2ちゃんねる」家電のスレより
もっとも手抜きされやすい「エアパージの真空引き」について
http://www2.ttcn.ne.jp/~aircon.com/kss.html
【真空引き】エアコンの取付けパート9【新冷媒】
http://that.2ch.net/test/read.cgi/kaden/1056116512/
大変参考になる情報
風の職人 (松下電器産業エアコン社の提供するエアコン工事の専門情報、勉強できます。)
安さの代償は...?大丈夫? エアコンの取り付け
目次
どこを手抜きする/プシューと音がしたら「手抜き工事」/なぜ「フロンガスによるエアパージ」は禁止されたか/正しい工事「真空引き」/こんな当たり前の工事をなぜ手抜きするのか/手抜き工事を防ぐには/もしも手抜き工事をされたら/私の個人的な体験 連絡先/ 意見交換掲示板
どこを手抜きされるか?
エアコンを据え付ける時は、室外機と室内機をパイプでつなぎますね。パイプには2本の銅管が入っています。
室外機からの銅のパイプは室内機に入り、室内機からは室外機に戻ります。室外機で冷やされた冷媒のフロンは室内機で冷気に変換され、再び室外機に戻って冷やされるのです。
ちなみにパイプには室内機から結露水を排出するホースも一緒にまとめられていますね。 冷媒は取付前にフロンは室外機の内部に圧縮されて詰められています。
パイプの接続が終わったら、室外機のバルブを開ければ、フロンが室内機とパイプの中に満たされて、結果的にパイプの中の空気が「プシューー」という音と共に大気に放出(=エアパージ)されます。問題はここにあります!!
プシューーと音がしたら「手抜き工事」
エアコン工事をすると終わり頃に「プシューーー」という吹き出し音を聞いた方は多いと思います。
パイプを接続語、室外機に戻ってくるパイプに出口を開けておいて、室外機からフロンを放出すると、高圧のフロンは勢いよく放出され室内機を満たして、室外機まで戻ってきます。この勢いでパイプ内の空気は大気に放出されます。これが「プシューー」という音です。これがエアパージ(大気放出)の音で、昔はこうしてエアコンを接続するのが普通でした。この方法を「フロンガス方式によるエアパージ」と言います。
⇒ 引用者注: 真空引き後、ゲージマニホールド(回収や真空引き、充填まですべての作業で使用 するもので、ゲージの振れ具合いで冷媒やシステムの状態を判断することができる工具)を外すときにはどうしてもガスの放出は避けられません。つまりそのときにも「音」は出ますので誤解なきように。ただしこの放出を抑えるためにゲージマニホールドをつなぐサービスポートには「ムシ」がついていますし、この作業時はサービスバルブの圧力を下げるために冷房運転にします。
なぜ「フロンガス方式によるエアパージ」は禁止されたか?
1.環境保護のため
10年ほど前から大気中のフロンがオゾンホールを形成するなど、環境に大きな悪影響を及ぼすことが分かってきました。そこでそれまでは放置されていたフロンの大気放出が禁止されたほか、フロンより影響が少ないと思われる代替フロンを使ったエアコンや冷蔵庫が普通になってきました。 エアコンに従来使われていたフロンはHCFC(R22)ですが、2004年から生産が大幅削減されることが決まっており、現在最新のエアコンから環境破壊が少ないと言われるHFC(R410A)と呼ばれる新冷媒使用に変わってきています。しかしいくら少ないと言えども放出されない方が良いに決まっています。 ところが「フロンガス方式によるエアパージ」方法では空気が押し出される時に、どうしてもフロンも一緒に大気中に放出されてしまいますので、環境保護のため禁止されました。
2.エアコンの構造上の問題
旧タイプフロンの機器に比べ、新触媒HFC(R410A)を使用したエアコンは、内部構造が繊細になっています。 もしも
「フロンガス方式によるエアパージ」で施工されると、どうしても配管内に大気か混ざってしまいます。夏の時期は湿気が高いため、大気中には微量な水分も含まれます。これが、マイナス数十度の冷媒によって微細な氷片となり、冷媒の流れを妨げたり、目詰まりを起こしたりする危険性が高まります。また過去は「フロンガスこれらの影響は中長期的に現れ、エアコンの効きが悪くなったり、寿命を著しく短くしてしまいます。この事実はメーカーが確認しています。
正しい工事「真空引きによるエアパージ」
そこで現在推奨されているのが、真空ポンプを使ったエアパージです。この方法では配管後、室外機のバルブに真空ポンプと圧力計を接続し、配管と室内機内部のパイプを真空にします(施工風景 画像1 画像2)。 なお完全に真空にするためには、通常15分間程度の真空ポンプ稼働時間が必要とされています。
15分程度ポンプを稼働した後に圧力計を見ると真空になったことが確認できます。 さらに数分放置して真空状態が持続するかチェックします。 もしも施工ミスなどで配管に穴があった場合は、圧力計の針が動きますので、容易に判明することができます。 後は室外機内部のフロンを開放すれば、フロンが外気に放出されることも、大気が内部に入り込むこともありません。 ※詳細はエアコンの業界団体(社)日本電機工業会(JEMA)のHPをご覧下さい。 http://www.jraia.or.jp/081/index.html
こんな当たり前の工事をなぜ手抜きするのでしょうか?
それは「わずか20分ほど間の施工時間を惜しむ事」につきます。
真空引きにはポンプの稼働と真空状態のチェックのため20分程度の余計に時間がかかります。業者はこれを惜しむのです。確かに稼ぎ時の夏は工事も相次ぐでしょうから、時間は節約したいでしょう。しかし良心的な業者さんに聞くと「ポンプを稼働する時間は、テーピングや周辺掃除、用具の片づけなど別の作業をすればよいのだから、実質時間は変わらない」と仰います。
忙しいからという理由で手抜きされて、高価なエアコンを不良品にされてはたまりません。
⇒ 引用者注: 「わずか20分ほど間の施工時間を惜しむ事」について
この作業自体は「20分前後」なのですが、これに必要な機材(真空ポンプ、ゲージマニホールド他)を搬入・搬出するのも所要時間も含めると結構大変な要因になります。
さらに、エアコン工事は短時間にできると誤解しているお客様も居られ、業者が「速い仕事」へのお客様の期待に応えるという奇妙な相関関係も作用している現実があります。
⇒ 適正なエアコン設置工事は時間がかかります
手抜き工事を防ぐには?
ポイント1
真空ポンプを確認する。ポンプはこんな形(真空ポンプのメーカーHP)です。 またポンプを稼働するには電源が必要ですから、業者は必ず「電源を貸して下さい」と言ってくるはずです。
※屋根への取付などで電源がない場合は、手動ポンプで作業する場合もあるそうです。
ポイント2
真空ポンプは「ボコボコ、ゴトゴト」という空気を吸い出す稼働音がします。これが15分ほど続きます。 ポイント3
「フロンガス方式によるエアパージ」のような「プシューー」という音はしません。真空引き作業後ポンプを外したり、フロンを開放する際に一瞬「プシュッ」と小さな音がするだけです。
ポイント3 エアコンには「据付工事説明書」がついています。業者はなぜかこれを隠そうとします。まず「据付工事説明書」を受け取り、工事内容を把握し、これを見ながら工事に立ち会って下さい。あなたのこの姿勢だけで、手抜き工事はできにくくなるはずです。
※工事では他にも ・フレアのヤスリがけ/ リーマ フレア部の冷凍機油の散布+/ トルクレンチで締め付け/
・配管の45度以上の曲がり部のパイプベンダーの使用
といったしばしば手抜きされる手順があります。
もしも手抜き工事をされたなら・・室外機交換しかありません
1.すぐに販売店に連絡し抗議しましょう。
一旦「フロンガス方式によるエアパージ」をされ運転してしまったら、すでに支障が発生していると考えなければなりません。こうなると室外機ごと交換してもらうしか方法はありません。
販売店が知識がなかったり、言を左右にして非を認めないようなら、メーカーのお客さま相談室に抗議しましょう。
2.消費者センターに届け、指導を要請しましょう。
すぐに国民消費生活センターに届けましょう。 所在地は消費者センターホームページにあります。
●東京都消費生活総合センター 〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ 15F〜17F
TEL.03-3235-1155 FAX.03-3268-1505
なお私感ですが、まさにこの瞬間にも不適当な工事のため、大気中に膨大なフロンが放出されているはずです。消費者センターは広報誌やHP等で、この事実を啓蒙すべきと考えますが、「消費者よりの届けがない」という理由で動いてくれません。皆さん一人一人の声で行政を動かしましょう。
私の個人的な体験。
先日最新型のエアコンを買いました。各種掲示板などで「エアコンの手抜き工事」が横行していることは知っていましたので、サービスに定評ある老舗の電気店で購入しました。しかも販売員に工事方法を確認しました。販売員は「当社はもちろんメーカー指定通りの方法でやっています」と明言してくれました。 工事当日「あれ?どれが真空ポンプかな?」と思ううちに工事はどんどん進んでいきました。 何度か業者の出入りがありましたので、「きっとその内ポンプ持ってくるのだろう」と見ていましたが、配管が終わったところで、業者はあっけなく「プシューー」と音をさせて、「フロンガス方式によるエアパージ」をしてくれました。
こうなってはもう手遅れです。
すぐにメーカーに電話しました。メーカーの技術者によると「指定通りの工事でないと非常にまずい。場合によっては寿命が3分の1くらいに低下する可能性がある」とのことでした。
幸い販売店は非常に良識があり、即座に非を認め、室外機を取り替えとなりました。 販売店としてはHFC(R410A)が導入されたと同時に、取付業者には講習会の参加を義務づけ、工事の指示書にも明示していたそうですが、現場で手抜きされてはどうしようもありません。
今後はお客さま向けの「工事の内容のお知らせ」に「真空引きのためコンセントを借りること」などを明示し、手抜き工事の撲滅を進めるとのことでした。
ちなみに私が見て回った電気店では、秋葉原の「石丸電気」の店頭では、POPで真空引き施工のことが明示されています。これはすばらしいことです。なぜ他の店はこのような表示しないのでしょうか?お客様に渡す説明書面に「真空ポンプを動かすために20分間ほどご家庭のコンセントをお借りします」との一文を入れることができないのでしょうか?
こんなことは思いたくありませんが、本音では取付台数を増やすために黙認しているのでしょうか...
後は皆さんの行動に期待します。
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